組合員向け

2010.01.07

会長挨拶(平成22年 元旦)

新年明けましておめでとうございます。

 昨年は日本史上に刻まれる政権交代が行われ、長引く不況の打破が期待されるも束の間、ドバイ・ショックによる円高の影響を受け、「二番底の到来か」と嘆息する声も方々よりあがり、実に重苦しい一年となりました。

我々専門建設工事業界におきましても、依然として脱せぬ不況の根深さを痛感しておるのが現状かと存じます。

政治・経済面において不安定な情勢が続き、“安心・安全”への希求も比例して増加する中、私ども全国マスチック事業協同組合連合会では、現在組合事業の2本柱である「工事完成保証事業」と「長期性能保証事業」において大幅な記録伸張をおさめる事が出来ました。

 平成2年に建設大臣(現国土交通大臣)より定款認可された「長期性能保証事業」は、保証申込件数329件、申込金額19億円超と、単年度実績では件数・金額ともに過去最高記録を更新。
 併せて、平成19年に国土交通大臣より定款認可を受けた「工事完成保証事業」も昨年度保証申込件数17件、申込金額6億7千万円と、初年度実績を大幅に上回る結果となりました。
こうした数字からも、“信頼できる確かな保証体制”を求める要請の高まりが裏打ちされていると判断できます。

また本年は、「長期性能保証事業」始動20年目という節目の年を迎えるにあたり、組合員各位へ、日頃の恩顧と更なる利用促進を兼ね、キャンペーンを開催いたしております。

 奮って各種組合事業を活用いただき、お客様・組合員各位・傘下組合・ひいては業界全体において好況の波を共有できますよう、関係各位へ一層のご支援・ご協力をお願い致す所存でございます。

 末筆になりますが、組合員及び関係各位におかれましては格別のご指導を賜りますようお願い申し上げるとともに、皆様方のご多幸を祈念申し上げて、年頭のご挨拶とさせていただきます。
    
全国マスチック事業協同組合連合会
会 長  鈴 木 浩 之